新たな飛躍誓う 和歌山精化工業が60周年

 化学メーカー、和歌山精化工業㈱(和歌山市小雑賀、竹田純久社長)の創立60周年記念祝賀会が5月31日、和歌山市友田町のホテルグランヴィア和歌山で開かれ、社員やOB、来賓合わせて約220人が出席。60年にわたる同社の歴史を振り返り、さらなる飛躍を誓った。

 竹田社長は「この60周年を機に世の中に役立つ企業になっていこうと、皆さまと決意を新たに次の時代に向かっていきたい」とあいさつ。来賓を代表してセイカグループの取引先でつくる「精伸会」の糟谷元春会長、セイカグループ社員を代表してセイカ㈱海南工場製造第2課の谷口尚さんが祝辞を述べた。

 鏡開きの後、森医院の森喜久夫院長の発声で乾杯し、歓談を楽しんだ。

 和歌山精化工業は昭和30年に設立。黄色の顔料の製造から出発し、現在は高機能樹脂の原料を主に製造している。平成18年には経済産業省の「元気なモノ作り中小企業300社」に選定。同年、県の推進する森林保全活動「企業の森」事業に「セイカの森」として参画した。23年にはセイカが中小企業研究センターの第45回グッドカンパニー大賞優秀企業賞を受賞している。  

鏡開きで60周年を祝った(中央が竹田社長)

鏡開きで60周年を祝った(中央が竹田社長)