【AR】ファーザー賞「和歌山県にとって光栄」
関西にゆかりのある、明るく楽しい家庭づくりをしている父親らをたたえる「第9回ベスト・プラウド・ファーザー賞in関西」の授賞式が17日、帝国ホテル大阪で盛大に行われ、政治部門で受賞した仁坂吉伸知事ら各界の受賞者7人に表彰状やトロフィーが授与された。
一般社団法人「日本生活文化推進協議会」(JLCA、金住哲子理事長)が平成19年から毎年「父の日」を前に実施。父親への感謝、家族の大切さを再認識することなどを目的に、関西に明るい話題をと続けている。
式には約630人が出席。ラジオDJの大抜卓人さんらが司会進行を務めた。
金住理事長は「受賞者はそれぞれ素晴らしいお父さんであり、指導的立場にある人ばかり。その方々の活躍、言葉にふれ、社会を見つめ直す機会にもなれば」とあいさつ。盛大なファンファーレにのせて、大抜さんが受賞者一人ひとりを発表した。
入場した仁坂知事は大きな拍手に迎えられ、紀の国わかやま国体・大会マスコット「きいちゃん」と一緒にレッドカーペットを歩いて舞台に。JLCA顧問の山中健・芦屋市長から表彰状とトロフィー、花束を受け取った。
仁坂知事は「私は仕事ばかりの駄目親父の代表みたいなものなので、ちょっと恥ずかしいと思った。辞退しようと思ったが、家内に相談すると『和歌山県の知事として褒めてもらえるのは、和歌山県にとって光栄』と言ってくれた」と喜び、「私は心の中では家族のことを大事に思っているし、口に出しても言うが、行動がまったく伴わなかった。本当のお父さんは家族を大事にする行動も伴う人であるべき。これから少し努力してみようと思っています」と笑みをこぼした。
仁坂知事の他、経済部門は㈱サクラクレパスの西村貞一代表取締役会長、学術・文化部門は大相撲力士・第69代横綱の白鵬翔さん、スポーツ部門はボクシング世界バンタム級王者の山中慎介さん、芸能部門はタレントの森脇健児さん、一般部門は朝日放送アナウンサー喜多ゆかりさんの父・勲さん、特別賞は俳優の杉良太郎さんが選ばれ、それぞれの活躍ぶりなどが紹介された。