組み合わせ決まる　高校野球和歌山大会

　７月９日に和歌山市毛見の県営紀三井寺球場で開幕する第９７回全国高校野球選手権和歌山大会の抽選会が２０日、同市の和歌山ビッグ愛であり、出場３９校の組み合わせ＝別表＝が決まった。開会式は初日正午から。選手宣誓は日高の大山直矢主将が務める。

　抽選会では春季近畿地区高校野球県予選でベスト４の智弁、日高中津、紀北工、田辺がシードとして、予備抽選を行い、Ａ～Ｄのゾーンに振り分けられた。４校は各ゾーンの２回戦から登場する。その後、残る３５校が予備抽選、本抽選を行った。

　Ａゾーンはシードの紀北工と箕島の実力校同士が対戦。創部６年目を迎え、成長の著しい和歌山東も力がある。近大新宮や南部も控える。

　Ｂゾーンは王座奪還を狙うシードの智弁を筆頭に、春のセンバツに２１世紀枠として出場した桐蔭、前回大会優勝の市立和歌山がそろい、見応えのあるゾーンとなった。

　Ｃゾーンはシードの日高中津と高校通算９３本塁打（２０日現在）を誇る強打者・黒瀬主将を擁する初芝橋本の対決に注目が集まる。

　Ｄゾーンはシードの田辺をはじめ、和歌山商や紀央館など、力のあるチームが集まった。

　大会は９日から１４日間（雨天順延）、同球場で行われる。開幕戦は和歌山東対笠田に決まった。午後１時半開始。準決勝の抽選は大会１２日目の第１試合終了後に行う。また１７日は公立学校終業式、２２日は選手休養日のため試合はない。日程通り進むと、決勝は２４日正午から。

　選手宣誓をする大山主将は「高校野球が始まって１００年という節目の年に選手宣誓ができて光栄。プレッシャーを感じず、楽しみたい」と話していた。