バーグランド教授講演 和歌山市婦人大会
住みよい地域づくりを目指し、現代社会における女性の役割を考えようと、第64回和歌山市婦人大会が14日、市民会館で開かれた。主催する市婦人団体連絡協議会(堰本信子会長)の会員をはじめ各地域で活動する女性市民ら約600人が参加し、講演や演劇を鑑賞した。
開会の式典では、堰本会長や尾花正啓市長、原一起市教育長らがあいさつし、仁坂吉伸知事らが祝辞を寄せた。
同協議会有志による劇団Qは、家庭の絆の大切さなどを描いた演劇「家族創生」を披露した。
講演では、米国出身でテレビやラジオでのタレント活動でも知られる京都外国語大学教授、ジェフ・バーグランドさんが「きらっといきる~自分探しの旅~」をテーマに話した。
バーグランドさんは「手を組んでください。右と左、どちらの親指が上にきていますか」と会場の聴衆に質問を投げかけた。その後、「どちらが上にきていても正解なんです。しかし、日本人はどちらかが正解であるかのように言う時がある。そうではなくて、自分と違う考えを取り入れ、相手の生き方を理解することが、きらっと生きる上で大切です」などと話した。