優美なエッグアート 本町公園ギャラリー
卵の殻を使った珍しい装飾作品「エッグアート」を紹介する展覧会「華麗なるエッグアートの世界 My Treasure」が13日まで、和歌山市本町の本町公園ギャラリーで開かれている。
同ギャラリーのオープン記念展。神奈川県横浜市でエッグアート教室「Treasure Box」を主宰する秀野恵子さん(56)と、生徒54人が約150点を出品。訪れた人は、その繊細で美しい表現に驚きの声を上げている。
エッグアートとは、卵の殻に装飾を施すクラフト。使う卵は、うずらのような小さなものから、20㌢ほどの大きさのオーストリッチ(ダチョウ)まで、さまざま。
秀野さんは約20年前、カナダ在住時にエッグアートに出合って以来、その魅力のとりこに。同国で技術を学び、日本に帰って開いた教室は15周年を迎えた。
電動カッターでカットした殻に、ラインストーンやチェーンなど、緻密な装飾を施していく。会場には宝石箱やオルゴール、オーナメントなど、芸術の結晶のような作品が並んでいる。
秀野さんは「生命の根源である卵から生まれる作品で、二つとして同じものはありません。きらびやかで手の込んだ技法を皆さんに楽しんでいただきたい。卵が持つフォルムの優しさから、癒やしも感じ取っていただけたら」と話している。
入場無料。午前11時から午後5時まで。住所は本町4の53。車で来場の際は近くのコインパーキングの利用を。問い合わせはメール「honmachi-gallery@h07.itscom.net」。