停電時も避難しやすく 市が誘導灯設置へ
南海トラフ地震などの災害に備えて、和歌山市は小学校や高台の一時避難所などに、ソーラー蓄電池式LED避難誘導灯を設置する。整備費4000万円を含む一般会計補正予算案を、開会中の市議会9月定例会に提案している。
県の「地域グリーンニューディール基金」の補助金を活用するもので、本年度は44カ所に設置する計画。全体では110カ所に設置する。
尾花正啓市長は定例会見で「地震がくると停電する。夜間に高台などに一時避難する際には、暗くなり入り口も分かりにくくなるので、停電時でも蓄電池で明るく入り口を照らす誘導灯により、一刻も早く逃げられるようにしたい」と事業への考えを述べた。