【AR】きい探訪31~和歌山市②~

今週は、正式・特別競技の体操、バスケットボール、ハンドボール、フェンシング、柔道が行われる、和歌山ビッグホエール、武道・体育センター和歌山ビッグウエーブとその周辺の見どころを紹介したい。
両会場は和歌山駅から南へ約1㌔に位置する。旧国鉄の貨物ターミナル跡地を再開発し、平成9年に和歌山ビッグホエールが竣工。その名の通りクジラをイメージしたデザインが特徴で、屋上からはクジラが潮を吹く様子を表すための噴水機能が備わっている。

和歌山ビッグウェーブは前者のサブアリーナとしての役割をもち、24年に竣工。レスリングマットやフェンシングピストを常設し、メーンアリーナは約1500人の観客を収容できる他、武道場も備える。

近隣でお薦めしたいスポットは両施設と同じ敷地内にある、県民交流プラザ和歌山ビッグ愛。地上12階にある展望ホールから見る和歌山市街地の眺めは最高だ。小高い虎伏山に建つ和歌山城と周囲の緑、奥には紀の川河口と和歌山港が見え、穏やかな紀州・和歌山を実感できる。

先月29日、30日、「紀の国わかやま国体・大会」の直前イベントとして行われた回遊型3Dプロジェクションマッピングでは、44年前の黒潮国体や和歌山の自然、文化の映像が流され、多くの観客らでにぎわった。

和歌山市の魅力を再発見する良い機会。訪れる選手たちに胸を張って自慢できる地域の魅力を伝えたい。

(次田尚弘/和歌山市)

石垣に映し出された国体ロゴ(砂の丸広場)

石垣に映し出された国体ロゴ(砂の丸広場)