【AR】きい探訪32~和歌山市③~
今週は、正式・特別競技のテニスが行われる、和歌山市立つつじが丘テニスコートとその周辺の見どころを紹介したい。
同テニスコートは、和歌山市の北西部、和歌山駅から約9㌔に位置し、昨年7月に新設された施設。屋内外に硬式テニス・ソフトテニス兼用の合計20面のコートを備える。
5階建てのクラブハウスにはロッカールームやシャワールーム、会議室、歓談ルーム、プロショップなどを完備。市の体育施設予約システムからも予約可能で、施設の指定管理者が主催するテニススクール(有料)も開かれるなど、初心者からプロ選手まで、幅広く利用できる施設となっている。
同施設から北西に約3㌔に位置する加太港から船で約20分のところにある友ヶ島は、紀淡海峡に浮かぶ別天地。友ヶ島は、地ノ島・虎島・神島・沖ノ島の総称で、船での上陸が可能な沖ノ島には戦時中の砲台跡が点在。それらが、アニメで描かれた舞台と似ているといわれ、近年は県外からの観光客が増加。島内を1時間30分程で周遊できるハイキングコースも整備されている。
目前に淡路島が迫り、コバルトブルーが映える海峡を行き交う無数の船を眺められるなど、和歌山市内からわずかな時間で俗世間から離れたひと時を味わえる友ヶ島。温泉や鯛料理を楽しめる加太港とセットで訪れていただきたい、市民にもお薦めのスポットだ。
(次田尚弘/和歌山市)