閉まる時間早い? 片男波の駐車場
和歌山市議会の12月定例会は8日から、 各常任委員会で審議が始まった。 経済文教委員会では、 同市和歌浦南の市営片男波海水浴場駐車場について 「夕日を見たい人や観光客もいるのに、 午後5時や6時で閉めるのはどうか。 また、 開けている時間以外は出入口にバリケードを張るのは見た目にも良くない」 との意見が出た。
同駐車場は、 海水浴シーズンの7、 8月は午前8時から午後6時(土日は午前7時から)、 それ以外は午前9時から午後5時まで開けている。 12、 1、 2の3カ月は閉鎖している。
駐車場の営業時間について市は、 出入口に設置している 「鉄のゲート」 (約10㍍)の管理問題を挙げる。 これは県が管理し、 災害時には閉めなければならず、 近くに開閉できる人が必要になる。 そのため、 県との取り決めで、 常駐する人がいる間だけ、 駐車場を開けることにしているという。
物々しいバリケードについても以前から、 付近の市民から 「どうにかならないのか。 景観を壊している」 などと意見があった。
委員は、 「管理する大変さもあるだろうが、 和歌浦は市の財産。 魅力のある場所だ。 多くの人に訪れてもらえる場所にしなければならないのに、 (閉める時間が) そんなものでいいのか。 しがらみなどで人を拒むようなことをしてはいけない」 とただし、 市は 「県や片男波海水浴場管理運営委委員会と話し合いをしたい」 と答えた。