1万2500人が快走 和歌浦ベイマラソン
県内最大のマラソンイベント「第15回和歌浦ベイマラソンWithジャズ」(大会会長=尾花正啓和歌山市長)が11月29日、和歌山マリーナシティから和歌山港のコースで開かれ、約1万2500人が初冬の湾岸エリアを快走した。ハーフ(21・09975㌔)から2㌔ジョギングまで個人26種目、チーム対抗13種目が行われ、参加者は思い思いのパフォーマンスでゴールを目指した。コース沿いでは11カ所でジャズ演奏が行われ、軽快なリズムが大会を盛り上げた。
今回は、紀の国わかやま国体や全国障害者スポーツ大会(紀の国わかやま大会)などの開催のため、例年より1カ月遅れでの大会実施となったが、北海道から沖縄まで、40都道府県から1万2533人がエントリー。前回より307人増となった。男性は8452人、女性は4081人で、最高齢は男性が86歳の黒瀬誠さん(和歌山市)と田中耕三さん(海南市)、女性は78歳の東嘉子さん(和歌山市)だった。
開始式はマリーナシティ会場で行われ、尾花市長は「通称ジャズマラソンとして長く親しまれてきた大会だが、今回も多くの皆さんに参加していただいた。名前の通りジャズを聞きながら、風光明媚(めいび)な和歌浦湾を楽しみ、全力で駆け抜けてほしい」とあいさつ。午前9時半に同会場では10㌔の部が、和歌山港会場でもハーフの部が同時スタート。ベストタイムを狙い力走するランナーもいれば、アニメのヒーローなどのコスプレで楽しく走る参加者も多く、沿道からも声援や拍手が沸き起こっていた。2㌔ジョギングには親子でのチャレンジも多く、ゴールではちびっ子ランナーを囲んで、かわいい笑顔がいっぱいだった。
10㌔とハーフには和歌山市と姉妹・友好都市の韓国・済州市と中国・済南市からゲストランナーも訪れ、花を添えた。