防犯功労で表彰 木本の地域安全推進員会
長年にわたって安全で安心なまちづくりに貢献しているとして、和歌山市の木本地区地域安全推進員会(野畑久則代表)は、警察庁、全国防犯協会連名による平成27年度「防犯功労団体」表彰を受けた。本年度は全国38団体が表彰され、県内からは唯一の受賞となった。
同地区連合自治会(國政明通会長)内で組織する推進員会は昭和43年結成。現在は平均年齢60代後半のメンバー40人で構成している。
連合自治会の「こども守り隊」と連携し、毎日「青色パトロール車」などで登下校時の子どもを見守る活動を続けている。夏休みや冬休みには夜間パトロールも地区全域で行う。
和歌山北署と合同で活動することも多く、大型商業施設での万引防止や自転車の盗難防止、特殊詐欺被害防止に向けた啓発活動にも取り組む。昨年は大地震の津波災害に備え、珍しい夜間の避難誘導訓練も行った。
國政会長(86)は「長年の活動の成果が表彰に結び付いた。推進員は高齢者が多い中、気安く活動に参加していただいて本当にありがたい」。
野畑代表(71)は「表彰に恥じないよう、いまの活動をさらに継続し、北署と一体で地域の犯罪抑止に努めていきたい」と話している。