桃山にメガソーラー 来年末運用へ起工式

 サンアースソーラージャパン㈱(東京都千代田区、野村敏子代表取締役)は7日、紀の川市桃山町善田の旧紀泉カントリー倶楽部内で、太陽光発電所の起工式を行った。式典には事業関係者や地元地権者ら約40人が参加し、くわ入れなどで工事期間中の安全などを祈った。

 同社では、かねて県内での太陽光発電所建設を検討しており、南向き斜面で適した同地を採用した。出力は約1万5000㌔㍗で、約37万平方㍍の敷地に5万9444枚のパネルを設置する。

 年間発電量は約1510万㌔㍗時で、一般家庭の4016世帯分の消費量に相当。関西電力に売電する。工事は来年1月に着工し、12月の運用を予定している。総事業費は約50億円。

 起工式では、祝詞奏上や地鎮の儀などが行われた。野村代表取締役は「これを機に、地元の皆さんと共存できれば。地域の経済貢献につながるよう取り組みたい」と話していた。

工事の安全を祈り、くわ入れを行った

工事の安全を祈り、くわ入れを行った