個性的な「和・4人展」 14日から

 石絵・陶芸・漆工芸・ビーズ工芸の4人の作家が個性的な作品を出品する展示会「和・4人展」(実行委員会=矢倉甚兵衛委員長主催)が14日から20日まで、和歌山市本町のフォルテワジマ4階イベントホールで開かれる。

 出品するのは、本紙連載コラム「故郷と私とミステリー」でおなじみのミステリー作家で石絵作家の前田朋子さん(56)=和歌山市=、平成12年に県文化功労賞を受賞し本年度の県名匠に選ばれた漆芸家の橋爪靖雄さん(80)=海南市出身=、高野山大学の壁画制作などで知られる陶芸家の目黒威徳さん(78)=高野町出身=、パリのギャラリーでグループ展を開催するなどの経歴を持つビーズ工芸の田中真理子さん(72)=橋本市=の4人。

 今回が初の展示会となる前田さんの作品は、古座川の石にアクリル絵の具で図柄をデザインした、360度どこから見ても楽しめるもの。

 橋爪さんは、漆に細かく砕いた貝を付着させた螺鈿(らでん)の作品などを出品。田中さんは身に着けて楽しむ華やかなアクセサリーを、目黒さんは高野山の土で焼き上げた鮮やかな陶器を並べる。

 「4つの個性がそれぞれに主張しながらも寄り添う作品展です。ご覧いただければ」と来場を呼び掛けている。

 午前10時から午後5時(最終日は4時まで)。

 問い合わせはフォルテワジマ(℡073・488・1900)。

作品展について話し合う4人と実行委員

作品展について話し合う4人と実行委員