歓喜の大合唱響く 第43回「第九」演奏会
県第九合唱団(山本光子団長)がベートーベンの交響曲第9番を合唱する、師走恒例の公演「歓喜の大合唱2015」が13日、和歌山市の県民文化会館大ホールで開かれた。
同合唱団は昭和47年に初めて「第九」を演奏して以来、延べ7000人以上の市民が合唱に参加し、演奏会を作り上げてきた。43回目となった今回の「第九」は、管弦楽に京都市交響楽団、指揮に同楽団常任指揮者で国際的に活躍する広上淳一さん(57)を迎えて行われた。
プログラムは全てベートーベンの作品で、第九の前には「アテネの廃墟」序曲を演奏。第九が始まると、第3楽章まで管弦楽の調べが続き、第4楽章はいよいよ4人の歌手と約130人の合唱が加わる「歓喜の歌」へ。人類愛が込められた歌詞が美しいハーモニーと迫力の響きで歌い上げられ、終演時には大きな拍手と歓声がホールに沸き起こった。