一年の無病息災を 青洲の里七草粥まつり

 那賀地域の住民でつくる青洲の里友の会(坂本康隆会長)は10日、紀の川市西野山の青洲の里春林軒で恒例の「七草粥まつり」を開き、大勢の地域住民らでにぎわった。

 日本の食文化を体験し、一年の無病息災を願う旧那賀町時代から続く行事。同会の会員がセリやナズナなど地元で集めた七草を使って、粥を調理した。

 会場を訪れた親子連れらは、配布された七草粥を堪能。約1500食分が振る舞われた。会場ではこの他、歌手の宮本静さんによるライブや琴、和太鼓の演奏もあり、つきたての「よもぎ餅」や「ぼろそ餅」はすぐに完売するほどの人気を集めていた。

 大阪から遊びに来ていた辰己慶ちゃん(4)は「おいしかった。また食べたい」と話していた。

1500食分の七草粥が振る舞われた

1500食分の七草粥が振る舞われた