がん対策推進へ 和歌山県議会第1回検討会
県議会発議の条例制定に向け 「がん対策推進に係る条例検討会」 の第1回会議が16日、 県庁で開かれ、 座長に山下直也議員(自民)、 副座長に藤山将材議員(同)が選ばれた。
山下議員は 「和歌山のがんによる死亡率は、 全国的に見ても高い水準にある。 条例が実効性のあるものとなるよう積極的に議論していきたい」 とあいさつ。 2月定例会で、 同条例に関する勉強会を開き、 和歌山のがん診療の状況や、 他府県の条例などについて県職員から説明を受ける。 パブリックコメントは来年8月、 議会への条例案の上程は同12月を予定しており、 平成25年4月施行を目指す。
がん対策基本法が平成18年に施行されたことを受け、 全国の地方公共団体でがん対策推進条例の制定が進んでおり、 現在までに16府県で制定されている。 県議会発議の政策条例は8件目。 県によると、 県の肺がんの死亡率(人口10万人当たり)は同17年から5年連続で全国ワーストとなっている。