地域の元気づくりへ 県JA女性会が50周年

本年度、創立50周年を迎えた県JA女性組織連絡会(JA女性会、脇田保美会長)は13日、記念大会を和歌山市手平の和歌山ビッグウエーブで開き、県内の会員ら約700人が集まって節目の年を祝った。

同会はJAをよりどころとして、食や農、暮らしに関心のある女性が集まって活動する組織。JAわかやま女性会、JAながみね女性会、JA紀の里かがやき部会など、県内8組織で構成している。農家でも非農家でも気軽に参加でき、20代から80代まで幅広い年代の計1万369人の会員がいる(昨年12月現在)。

式典では映像で50年を振り返り、脇田会長があいさつ。先輩や周囲の支えに感謝し、「この50年で会員数は残念ながら3万人から1万人余りにまで減少したが、皆さまの努力で昨年末には増加に転じた。魅力ある活動を通じて仲間の輪をさらに広げ、JAと地域の元気づくりに貢献していきたい」と話した。

来賓の仁坂吉伸知事は祝辞で、TPP問題や、暖冬でミカンの調子が悪いことなど、毎年困難なことが降りかかるとしながら、「ますます発展するために皆さんの力に期待し、県もそれをしっかり支えるように全力投球したい」とエールを送った。

この他、式典では優良組織や功労者が表彰され、続く記念イベントは農産物への思いを叫ぶ「大声No1決定戦」、農作業で鍛えた力を競う「最強No1決定戦」など、ユニークな催しで盛り上がった。

表彰されたのは次の皆さん。

優良JA女性組織表彰=JA紀の里かがやき部会(10年間の会員増加数425人)、JAみくまの女性会(同9人)▽功労者表彰(元県女性会会長)=湯川洋子、小谷文子、田畑みき子

功労者らが脇田会長㊨から表彰された

功労者らが脇田会長㊨から表彰された