「真田十勇士」ロケ 市長が堤監督を訪問
戦国武将・真田幸村に仕えた家臣たちの活躍を描くスペクタクル映画『真田十勇士』の撮影が和歌山市郊外で行われる中、26日、尾花正啓市長がロケ現場を訪問し、堤幸彦監督と対談した。
撮影は昨年12月から行い、2月中旬までを予定。県内ロケは24日に始まっており、広い土地があり、山々が青々としていて自然な景色があることなどから選ばれた。2月上旬には和歌山城での撮影も予定している。
26日は、中村さんや松坂さんとエキストラ約300人が大坂夏の陣の合戦シーンを撮影した。
尾花市長は堤監督に、ことし就任300年を迎える8代将軍・徳川吉宗にちなむ日本酒をプレゼント。堤監督は「(徳川は真田の)敵方ですね」とユーモアを交えて周囲の笑いを誘った他、名物の和歌山ラーメンや熊野牛を味わったことなどを伝えた。
尾花市長は「撮影のワンシーンを見たが、迫力ある展開だった。ロケを通して和歌山の良さを発信していきたい」と期待を込めた。
同映画は、実は凡庸な武将である幸村を、忍の猿飛佐助、霧隠才蔵をはじめ十勇士が支え、本物の名将に仕立て上げるという物語。平成26年に大ヒットした舞台の映画化で、堤監督は舞台では演出を担当した。
映画のキャストは、主人公・猿飛佐助役に中村勘九郎さん、霧隠才蔵役に松坂桃李さん、女忍の火垂役に大島優子さんら。9月の公開を予定している。