百貨店かたる不審電話に注意 和歌山市

 29日から30日にかけ、百貨店関係者をかたる者からの詐欺とみられる不審電話が和歌山市内で多発した。29日には実際にキャッシュカードなどをだまし取られる事案も発生し、県警生活安全課が注意を呼び掛けている。

 同課によると、29日の事案は「クレジットカードが不正利用されているので、銀行協会に電話してほしい」との電話があり、相手が言う連絡先に電話すると、銀行協会の職員を名乗る者から「不正利用を防ぐためキャッシュカードとクレジットカードを預かる必要がある」と告げられ、自宅までカードを取りに来たという。

 同課は「銀行協会の人がキャッシュカードなどを預かるということは絶対にないので、電話があった場合には、最寄りの警察署か警察相談電話『♯9110』へ相談してください」としている。