元西武・西口さん臨時コーチに 引退後初
和歌山市出身の元プロ野球選手で、昨年秋に西武ライオンズを引退した西口文也さん(43)=同球団本部編成部=が、23日から3月3日まで、沖縄県東風平町で春季キャンプを行っている韓国のプロ野球チーム「ハンファ・イーグルス」に臨時投手コーチとして参加する。
臨時コーチを務めるのは、現役引退後初。ハンファを指導した後、3月上旬から4月下旬には、台湾プロ野球の「統一ライオンズ」でも臨時コーチを務めることが決まっている。
西口さんは「昨年までの21年間、選手一筋で頑張ってきましたが、これからは外から野球を見て勉強しようと考えています。そのような中、今回臨時コーチのお話をいただき大変うれしく思っています。長い現役生活の中で得た経験をお伝えし、少しでも皆さまのお役に立てればと思っています」と球団を通してコメントしている。
西口さんは県立和歌山商業高校から立正大を経て平成6年にドラフト3位で西武に入団。以降、引退までの21年間、西武一筋の選手生活を送り、ゴールデングラブ賞や沢村賞など、数々のタイトルを獲得した。通算182勝を挙げ、和歌山が生んだ球界の大エースの一人。