新1年生に黄色いランドセルカバーを寄贈
登下校時の児童を交通事故から守るため、県交通安全協会(大岡淳人会長)は、県内の小学校254校に入学する新1年生約8000人に黄色いランドセルカバーを寄贈した。17日、和歌山市西の和歌山交通公園で贈呈式が行われ、大岡会長から県教育委員会の田村光穂学校教育局長に目録が手渡された。
同協会は昭和35年から毎年寄贈を行っており、ことしで57回目。児童がドライバーからよく見えるようにカバーは黄色になっており、同協会シンボルマスコット「ちゅういくん」が描かれている。
寄贈式には、県内の新1年生を代表して太陽保育園の年長児7人や同園の平井香代園長らが出席。大岡会長は「次代を担う子どもたちを交通事故から守るのは社会全体の責任」、田村局長は「学校関係者は、子どもたちに交通安全マナーをしっかり指導していきます」と話した。その後、大岡会長や田村局長は、園児の真新しいランドセルにカバーを着けた。
4月から貴志南小学校に入学予定の栗原光陽君(6)は「買ってくれたランドセルで学校に行くのが楽しみ。カバーを着けて交通ルールを守って行く」と笑顔だった。