記念行事盛大に 海南文化協会が創立70年
昨年10月に創立70周年を迎えた海南文化協会(花畑重靖会長)の記念行事が26、27の2日間にわたり、海南市日方の海南保健福祉センターで開かれた。27日には式典が行われ、関係者や地域住民ら200人以上で節目を祝った。
同協会は戦後間もない昭和20年10月、文化の力で地域に潤いをもたらそうと創立。現在は会員約440人が所属しており、俳句や短歌、写真など幅広い文化・芸術活動を通して、地域の文化発展、振興に貢献している。
記念行事初日は、前日祭としてオープニングのテープカットがあり、花畑会長、神出政巳市長、宮本勝利市議会議長、西原孝幸市教育長、県美術家協会の清水達三会長らがテープにはさみを入れて祝福。その後はアトラクションが催され、吟詠や大正琴、手品、コーラスなどを楽しんだ。
2日目の記念式典は詩舞青華の会の中青将会長による舞で幕開け。花畑会長が「創立70周年を迎えたことは誠に喜ばしいこと。足を運んでいただきありがとうございます」と来場者に感謝し、文化を通じた今後の地域の発展を誓った。
来賓の仁坂吉伸知事が「地域が栄えている時の現象として、文化とスポーツが栄えているところにそれは現れていると信じている。今後一層の活動に期待しています」と述べた他、神出市長や県選出の国会議員らが祝辞を寄せた。
その後、長きにわたって文化協会の活動に携わった功労者16人に感謝状を贈呈した他、本年度に70周年記念として写真、俳句、短歌の各部が開催したコンテスト、大会の特別賞と入賞者計73人に表彰状を授与した。
同協会事務局長の唐津麻貴子さんと副会長の良田秀俊さんが70年の歩みを紹介した後、祝賀会が催され、神出市長の発声で乾杯。協会各部の紹介を交え、軽食を楽しんだ。
感謝状と各コンテストの受賞者は次の皆さん。
【感謝状】岡本和哉、小上育代、唐津麻貴子、岸登子、〆木美代子、徳岡左右美、鳥井保和、新田博昭、良田秀俊、北村照美、須﨑嘉弘、東條怜子、速水節美、笠松俊博、楠林多津、武田正一
【特別賞】県知事賞=川口理一郎(写真)、前田長徳(俳句)、山田千代子(短歌)▽市長賞=大谷明(写真)、園部知宏(俳句)、森田瑠璃子(短歌)▽市議会議長賞=大瀬克幸(写真)、森本潤子(俳句)、前北潤子(短歌)▽商工会議所会頭賞=武津孝雄(写真)、岡本千恵子(俳句)、佐武あけみ(短歌)▽観光協会会長賞=中道望(写真)、大田耕念(俳句)、松本順子(短歌)▽海南文化協会会長賞=権出毅一(写真)、成瀬千代子(俳句)、坂上好行(短歌)
【写真】金賞=朝井修、上ノ山陽子、陰地陽人、岡田勝、金子文雄、亀井正夫、川端万喜、川端尉雄、貴志年男、北野章次、小山彰、田中和己、田村勝司、常田茂、東方●之、中泰一郎、中濱新次、鍋嶋良一、橋本謙一、原田哲男、原田英夫、藤原博、堀弘美、丸山英治、丸山恒弘、宮下健太郎、森本量也、八尾一己、山下仁▽銀賞=石山トシ子、糸川達夫、井上武三、岩崎州男、上野山富三、小畑富正、柿本順子、川口享子、川幡敏次、楠見勝、阪本健、笹本教導、土谷かず代、土谷さよ、常田八恵子、中西咲美、馬場利之、東福富、福本記三、御前宗治、宮端良一、森和昭、森幸美、山口敏幸、山下まゆみ、山本百世、赤羽夏稀、山崎敦基▽銅賞=皆下真結子、福島竜人、松田暉
【俳句】佳作=椎﨑義孝、羽賀明、土江祥元
【短歌】優秀賞=木村いく子、森悦子、山本真知子、杉本静子、杉谷睦生、市川晴茂、北川真弓
※ ●= 示へんに善