神武天皇崩御2600年で植樹 伊太祁曽神社
古来、木の神を祭る神社として慕われてきた和歌山市の伊太祁曽神社(奥重視宮司)で3日、木々の恩恵に感謝する「木祭り」が開かれ、初代神武天皇の崩御から2600年の節目に合わせた植樹の行事が行われた。
林業関係者ら約100人が出席し、奥宮司ら神職が神事を執り行った後、境内で2本の山桜の若木に出席者らが土をかぶせ、神武天皇に敬意を表した。
この他、恒例となっているチェーンソーカービングの世界チャンピオン、城所啓二さんによる十二支の実演奉納があり、12回目の今回で完結となる「酉(とり)」が完成した。盛大な餅まきも行われ、約3000人でにぎわった。
奥宮司は「ことしは、本来の木祭りが行われる3日にできたこと、神武天皇が崩御されて2600年の節目など、非常に意味のある祭りになりました」と話していた。