アルテリーヴォ7点快勝 関西1部L開幕
JFL昇格を目指すアルテリーヴォ和歌山の今シーズンが開幕――。関西サッカーリーグ1部は9、10日、各地で第1節の4試合が行われ、ホームのアルテリーヴォは紀三井寺陸上競技場(和歌山市)でルネス甲賀と対戦し、7―0で快勝した。前半に2点を奪うと、後半は一挙5点を集めて圧倒。昨シーズン王者の貫禄を見せ、開幕戦をゴールラッシュで飾った。
力の差は歴然だった。アルテリーヴォのシュート18本に対し、ルネスはわずか3本。終始ボールを支配し、攻め入る隙を与えなかった。
序盤から攻め込んだアルテリーヴォは前半14分、左サイドを細かいパスで崩し、フリーでパスを受けたMF矢澤がゴールに流し込んだ。33分には、右サイドを突破した白方の折り返しに、新加入のFW角島が右足で追加点を挙げた。
後半に入っても、主導権はアルテリーヴォがつかんだ。開始わずか2分、MF細川のゴールで3点目。12分には、セットプレーからDF米田が頭で合わせ、試合を決めた。さらに、途中出場のFW澤野がヘディングなどで2点、MF岩宗がミドルシュートで1点を追加。新戦力の活躍も目立ち、次節に弾みを付けた。
会場には1415人の観客が集まり、スタンドはチームカラーの緑で染まった。サポーター、観客がより一体となれるよう、今シーズンから新たに取り入れたなじみやすい応援方法で選手の背中を後押し。ゴールが決まる度に会場の一体感は高まり、熱気で包まれた。
坂元要介監督は「昨シーズンは開幕戦で勝てなかったので、どうしても勝ちたかった。選手たちが躍動してくれた」と話した。
次節は16日、京都府長岡京市のアクアパルコ洛西で京都紫光クラブと対戦する。午後1時キックオフ。