債権者から落胆の声も 佳園自動車説明会
ことし2月10日に社長の男性の自殺が発覚し、その後、負債総額約18億円で破産が申し立てられた自動車販売・買取業「佳園自動車」(和歌山市舟津町)の債権者説明会が15日、同市の市民会館大ホールで開かれた。債権者からは「金が返ってくるとは思っていない」「社長は無責任な最期だった」などと落胆した言葉が聞かれた。
債権者によると、説明会に出席したのは債権者や代理人ら150人ほど。冒頭に社長の妻が謝罪。破産申立代理人から、同社の資産状況や負債の内容、今後の債権届出書の申請手続きの方法などの説明があった。
直近4カ月の資金繰りは、入金19億円に対し出金20億円と、1億円もの債務超過に陥っていたという。一般債権者には、先に車の代金を支払ったが、納期が長引き未納になっているケースが多いという。1回目の債権者集会は7月中に開かれる予定。