城模型やスロープ寄贈 つくる会に感謝状
和歌山市は10日、和歌山城のバリアフリー化などに貢献したとして、「和歌山城からはじめよう! みんなにやさしい和歌山をつくる会」(笹尾恭子代表)に感謝状を贈呈した。
同会は、健常者と障害者が共に暮らしやすい社会を目指して、和歌山城を拠点として活動している。昨年は、10月24日から3日間にわたり開催された全国障害者スポーツ大会「紀の国わかやま大会」に合わせて、9月に天守閣広場に上がる階段に車いす用のスロープを設置。10月には、視覚障害者に手で触れてもらうことを目的に、100分の1スケールの和歌山城の模型を市に寄贈した。
贈呈式には、笹尾代表らメンバー5人が出席し、尾花正啓市長から感謝状が手渡された。笹尾代表は「これからもより一層、『やさしい和歌山市』をつくる努力をしていきたい」と今後の活動に意欲を示した。尾花市長は「数々のアイデアをいただいてありがとうございます」と感謝した。