小人の世界を表現 人気のモルタルハウス
まちなかの民家の庭でバラなどが満開になり人々の目を楽しませている中、和歌山市屋形町の薦池紗い子(こもいけ・せいこ)さん(74)方では、花に加えて、流行を先取りした自作のモルタルハウスが庭に設置され、小さな庭園が目を引いている。
モルタルハウスは、ヨーロッパ発祥のガーデニングの手法の一つ。発泡プラスチック材などで型どりした後、周囲にセメントを塗って固め、彫刻、着色などを施して完成させる。
薦池さんは、ことしに入って制作を始め、製図も含めて1カ月以上を費やして完成させたという。旅行で訪れた英国の田舎まちの風景を、教会と民家、多肉植物で表現した。
薦池さんは「今注目されている自慢のモルタルハウスを見て楽しんでほしいですね」と話している。