組写真ずらり 紀の國倶楽部展スタート

紀の國写真倶楽部(西村隆男会長)の第2回展が18日、和歌山市民会館で始まった。22日まで。

会員13人が、祭りやスナップ、花や風景など7枚から10枚までの組写真を出品。

二科会写真部特別会員の吉成正一さんを迎え、全国展で高い評価を受ける田辺市の県立神島高校写真部も参加。全116点が並ぶ。

同会は平成25年に発足し、展覧会は1年半ぶりとなる。

作品はモノクロが多く、雪の中寒行托鉢(たくはつ)をする僧、ベトナムの漁村に暮らす女性らの力強さを写したもの、阪神淡路大震災の追悼行事で祈りをささげる人々、京都祇園の路地裏の佇まい、御坊臨港鉄道に焦点を当てたものなど、物語性があるものばかり。

西村会長(68)は「今回は若い感性の高校生にも参加してもらい、私たちも刺激になります。モノクロの美しさや、組写真ならではの楽しさを感じ取ってもらえれば」と話している。

午前10時から午後5時(最終日は3時)まで。22日午後1時半からは吉成さんの講評もある。問い合わせは同館(℡073・432・1212)。

それぞれのテーマで追求した組写真が並ぶ

それぞれのテーマで追求した組写真が並ぶ