「わかやま塾NEXTⅢ」が発足

 ことし3月に県主催の経営塾「わかやま塾」(塾長=仁坂吉伸知事)を卒業した3期生有志50人が1日、自主的な勉強交流会「わかやま塾NEXTⅢ」を発足させた。1、2期生も「NEXT」を設立して同期同士で研さんと交流を深めており、「NEXTⅢ」も先輩に続けと年4回の会合などを通して県経済発展を目指す。

 同塾はグローバルな視点で活躍する人材を育成しようと平成25年にスタート。県内の若手経営者らを集めて各界著名人による講義を開き、経営者としての幅広い知識や志を伝えている。

 NEXTⅢの設立総会が同日、和歌山市西汀丁の和歌山商工会議所で開かれ、35人が出席した。

 代表幹事に就任したアートディレクター・齋尾茉里さん(34)は、「皆さんは和歌山にとって欠かすことができない役割を持ったプロフェッショナルの方々。共に学んだつながりを生かし、より深いところまで知り合い、和歌山をより良いものにしていこう」とあいさつした。

 塾頭を務める中野BC㈱の中野幸生代表取締役会長がビデオレターを寄せ、「音を立てて変化していく世の中。同じことをやっていてはつぶれてしまう。新しいことへ、前を向いて進んでいくことで、どうにか維持できる」と近年の世界経済の動きの速さを強調。「情熱だけは負けない!という気持ちで熱い夢を持つと、いろんな方が応援してくれる。必ず成功していく。大いに期待したい」と3期生たちにエールを送った。

 総会後は第1回会合を開き、佐川急便㈱京都支店・和歌山営業所の池上真さんが「再犯防止の提案」をテーマに講演。会場を移して懇親会も開いた。

あいさつする齋尾さん

あいさつする齋尾さん