避難所で使用の発電機寄贈 LPガス組合

 和歌山エルピーガス協同組合(辻岡知明理事長)は、大規模災害時などに役立ててもらおうと、和歌山市にLPガス発電機1台とLED投光器2台を寄贈した。13日に市消防局庁舎の災害対策本部室で贈呈式が行われた。

 贈呈式で辻岡理事長は「LPガスはすぐに使えるので、災害の多い地域では活用されることも多くなるのではないか。今後も災害時にLPガスを使える環境を整えてほしい」とあいさつし、宮原秀明市危機管理局長に目録を手渡した。

 宮原局長は「LPガスは避難所に安心をもたらしてくれると思う。皆さんの支援があってこそ災害時の被害を最小限に抑えられるので、これからも協力してほしい」と感謝し、一層の協力を求めた。

 寄贈されたのはホンダの防災向け低圧LPガス発電機「EU9iGP」で、50㌔のガスボンベで約110時間発電できる。投光器は日本仮設㈱の「サンダービーム」を贈った。

 市は2年前に県LPガス協会和歌山支部と防災に関する協力協定を締結。今回でLPガス発電機の寄贈は2台目となった。発電機、投光器は、災害時に現場で活用される。

寄贈した発電機を前に辻岡理事長㊨と宮原局長

寄贈した発電機を前に辻岡理事長㊨と宮原局長