小学生が初泳ぎ 和歌山市5浴場で海開き

 海水浴シーズンがスタート――。和歌山市の加太海水浴場で1日、加太観光協会(利光伸彦会長)による海開き、安全祈願祭が行われ、2日からの一般游泳を前に、地元小学生らが初泳ぎを楽しんだ。

 祈願祭の神事は加太春日神社の井関摩美子宮司が執り行ない、シーズン通じての安全を祈り、祝詞が奏上された。

 神事の後、加太小学校(岩橋照惠校長)の4~6年生33人がことし初めての海水浴を楽しんだ。太陽の下、一斉に海へ駆け出した児童らは、水をかけたり、泳いだりと思い思いに海を満喫。4年生の熊取佐介君(9)は「プールよりも自由に遊べた。最初は水が冷たかったけど楽しい」と笑顔で話していた。

 利光会長は「地域一丸となって安全、安心な海水浴場を目指していくので、ぜひ遊びにきてほしい」と来場を呼び掛けている。同海水浴場は8月31日まで開設。期間中は宝探し大会や、磯遊びなどのイベントも予定されている。

 和歌山市内は加太の他、片男波、磯の浦、浜の宮、浪早の4海水浴場も海開きを迎えた。

海へ駆け出す児童ら

海へ駆け出す児童ら