和大で企業合同説明会 8日まで50社参加
和歌山大学(瀧寛和学長)は、県内や大阪府南部の企業について学生が知る機会を提供しようと、「和歌山大学合同企業説明会」を4日から8日まで、和歌山市栄谷の同大基礎教育棟で開いている。
同大と県中小企業団体中央会(妙中清剛会長)が主催し、紀陽銀行が協力。来年3月卒業予定の学部生、大学院生を対象に開き、期間中に計50社が参加する。
同大広報室によると、初日に参加した学生は10人ほどで、セミナールームに設けられた企業の簡易ブースを学生が訪問し、各社の担当者から説明を受けた。
参加した設備機械メーカー、㈱HCI(大阪府泉大津市)の奥山智慧珠取締役は、規模の大きい企業説明会では学生の関心が大企業に向く傾向にあるが、大学主催の説明会では中小企業の説明も学生に聞いてもらえるチャンスがあるとし、「当社はニッチ(特定のニーズを持つ規模の小さい市場)産業で業績を上げているが、人手不足。ものづくりの会社なので、素直で根気強い学生を採用したい」と話していた。