和歌山東、市和歌山8強 高校野球9日目

第98回全国高校野球選手権和歌山大会は大会9日目の22日、和歌山市毛見の紀三井寺公園野球場で3回戦3試合があり、第2試合で和歌山東がシードの有田中央を7―5で下し、第3試合は市和歌山が那賀を8―0の8回コールドで破った。

第2試合

和歌山東 1 2 1 0 0 0 0 3 0 7
有田中央 0 0 0 0 0 0 1 2 2 5

〔和〕森下、野口―奥村、中澤海〔有〕仲―高岡▽2塁打=西垣、小川、森下(和)村岡、中岡、高岡(有)

和歌山東は初回、2死1、3塁と攻め、三川の中前適時打で先制。2回は足を絡めた攻撃で2点を追加、3回に池谷の右犠飛で1点を加え、8回にも3点を奪ってリードを広げた。守っては、森下、野口の継投策。有田中央打線に10安打を許しながらもリードを死守した。

米原監督は「終盤はしんどかった。勝ててほっとしている」と試合を振り返った。

3回、池谷の犠飛で生還する小川(和歌山東)

3回、池谷の犠飛で生還する小川(和歌山東)

 

第3試合

市和歌山 0 0 0 3 1 0 1 3 8
那賀 0 0 0 0 0 0 0 0 0

(8回コールド)

〔市〕栗栖―岡本〔那〕尾上―馬場薗▽本塁打=木下、山﨑(市)▽3塁打=山﨑(市)▽2塁打=大野、濵野(市)

春の選抜大会出場校が投打で力を見せつけた。市和歌山は先発した左腕・栗栖が8回を4安打無失点の好投。3塁すら踏ませない安定した投球で那賀打線を抑えた。
攻撃では4回、1死1塁から木下が左本塁打を放ち先制。さらに好機を演出し、岡本の適時打で加点した。5回には山﨑の本塁打で1点を追加。7、8回にも得点し、那賀を突き放した。

半田監督は「相手がどこであれ、自分たちの野球をするだけ。コンディションを整えて臨みたい」と次戦に照準を合わせた。

那賀は初回から走者を出しながらも、あと一本が遠かった。最終回も代打攻勢で得点圏をつくったが、点を奪うことはできなかった。