新成人3699人 和歌山市で「はたちのつどい」
新成人の新たな門出を祝福する「はたちのつどい」が8日、和歌山市手平の和歌山ビックホエールで開かれた。同市のことしの新成人は3699人(男1979人、女1720人)で昨年より38人減少。会場前では、式典の開始前から艶やかな振り袖姿の女性やスーツ姿の男性たちが、久々に会った友人と一緒に写真を撮るなどしていた。
式典で大橋建一市長は、市を好きになり誇りを持つこと、選挙権を大切にし投票に出掛けること、結婚して子どもを育て和歌山を発展させることの3つの願いを祝いの言葉として贈った。新成人代表の貴志旭さん(19)と藤田麻緒さん(20)は「生まれ育った和歌山の自然や恵みに感謝し、人とのつながりを大切に、助け合いの精神、思いやり、尊敬の心を持った温かい人間になることを誓います」と決意を述べた。
同志社大学経済学部2回生の土井彰子さん(20)は「優しく、人に愛を与えられるような大人になりたい」、同大学生命医科学部2回生の伊藤忠弘さん(20)は「前向きな心で新しい知識などを吸収し、日本を背負っていきたい」と決意を新たにしていた。