3大学誘致推進を 和歌山商議所が市に要望

来年4月の市立伏虎義務教育学校開校後の本町小学校や伏虎中学校の跡地活用に関連し、和歌山商工会議所の片山博臣会頭らは8日、市役所を訪れ、3大学誘致構想の推進を求める要望書を尾花正啓市長に手渡した。

伏虎中跡地の活用を巡り、市議会などでも賛否両論の議論が巻き起こっていることから、同商議所は前日に開かれた役員約30人が出席する役員会で、要望案を報告し、承認した。

市役所を訪問した片山会頭と勝本僖一副会頭は、専門知識を学んだ人材の確保や、若者がまちなかに増えることによるにぎわい創出の観点から、3大学誘致構想への賛同を表明した。尾花市長は「(3大学誘致を)早くやらないとこのままでは、まちが衰退する」と危機感を示し、「市を人材の宝庫にしたい」と地域活性化に寄与する決意を述べた。

尾花市長(中央)に要望書を手渡す片山会頭㊨と勝本副会頭

尾花市長(中央)に要望書を手渡す片山会頭㊨と勝本副会頭