和歌山発展へ連携 青年5団体初の交流例会

和歌山商工会議所青年部(和歌山YEG、嶋田知記会長)は5日、県内で活動する経済団体などの青年組織4団体と合同で、初めての「交流例会」を開いた。和歌山市七番丁のダイワロイネットホテル和歌山に約130人が集まり、各団体の活動を学び合い、未来の和歌山の発展を目指し、意見を交わした。

参加したのは和歌山YEGと一般社団法人和歌山青年会議所(有田比呂志理事長)、県商工会青年部連合会(岡井良樹会長)、県中小企業青年中央会(津田宏会長)、県中小企業家同友会青年部会(原亮介幹事長)。

交流例会の冒頭、和歌山YEGの嶋田会長は、昨年和歌山市内で開催したYEGの近畿ブロック大会わかやま大会にふれ、「昨年私たちは10周年を迎えるとともに、近畿ブロック大会の主幹を務め、成長することができた。きょうは各団体の意義を共有し、さらに次のステージへと成長したい」とあいさつ。和歌山YEGの津村周渉外交流委員長は「懸念される和歌山の人口減少について、同じ時代を生きるわれわれは共に本気で考えなければいけない。きょうはしっかりと交流を図ってほしい」と呼び掛けた。

第1部のパネルディスカッションでは「人口減少問題を抱える我がまち和歌山~今、我々青年経済人にできること~」と題して、同YEG渉外交流委員会の大城規史幹事をコーディネーターに、各団体の代表がパネリストとなり意見交換。

人口減少とその対策については、女性が住みやすいまちづくりや、若年層のUターン就職の促進などが課題となることを確認した。

さらに、課題解決に向けた5団体共同事業として、防災マニュアルや復興へのシナリオの作成、経営者が学んでいる姿を学生に見てもらえる交流会の開催、東京五輪など全国的なイベントに関連する催しものの誘致、などの具体的な提案がなされた。

会場との質疑応答もあり、活発な意見交換が行われた第1部は、5団体交流の継続を確認して閉会。第2部の懇親会で、参加者はさらに交流を深めた。

パネルディスカッションで意見を述べる5団体の代表ら

パネルディスカッションで意見を述べる5団体の代表ら