終盤戦へ2陣営に手応え聞く 岩出市長選
現新2候補が一騎打ちを繰り広げる岩出市長選(10月2日投開票)の運動期間も残すところあと2日。新人・尾和弘一候補(69)=無所属=と現職・中芝正幸候補(73)=同、自民・民進・公明・社民推薦=の両陣営幹部に、これまでの手応えを聞いた。
尾和陣営は、根来博選挙事務局長が戦況を分析。地元の根来地区は「4年前(前回)以上の得票数を見込めそう」と好感触。岩出、上岩出地区は「相手候補の地盤だけあり、根来ほどの反応はなく劣勢。何とか切り崩したい」と意気込む。新興住宅の多い山崎地区は「決して反応は良くないが、ここの票をいかに取り込めるかが重要」との考えを示す。ビラのポスティング、マンション前での街頭演説を中心に展開し、浮動票の獲得に動く。「街宣車で巡回していると4年前より反応はいい。家から出てきてくれる人も増えた」と少しずつ手応えも。
尾和候補については「政治生命を懸けて選挙戦を頑張っている。何とか当選させたい」と話している。
中芝陣営は、川畑哲哉選対事務長が戦況を分析。「20年の実績があり、昔からなじみのある支援者が全域にいる」と市全体が地盤である認識を示し、「限られた時間の中で、つながりを探したい」と気を引き締める。相手候補の地盤の根来は「主戦場の感覚もあるが、昔からの支持者は変わらず支持してくれると信じている」とする。根来は、4地区で順次開催する個人演説会の千秋楽の地で「盛り上がり次第」と語る。山崎地区は「反応が悪いというよりも不在がち」とし、「土曜日に人間関係やつながりを温め直したい」と話す。
中芝候補については「精力的で現職としての責任感を持って活動している。支援者を大切にし、できることは全部やろうとする熱意を感じる」と話している。 期日前投票者数は28日現在、1140人(男520人、女620人)。