防犯功労者ら表彰 安心まちづくり県民大会

 安全・安心まちづくり県民大会が13日、和歌山市小松原通の県民文化会館で開かれ、防犯功労者らが表彰された。

 警察庁長官と全国防犯協会連合会会長の連名による防犯栄誉章金章は、有田警察署管内地域安全推進員会の福田利雄副総代(74)が受章した。ことし5月から9月末までに警官が抜き打ちで行った4回の施錠率の調査と、啓発活動の実施などを総合的に評価した「きしゅう君の自転車鍵掛けコンテスト」の最優秀賞は、県立橋本高校が選ばれた。

 式で仁坂吉伸知事は「100万県民の少しずつの努力が大きな力になる」とあいさつし、受章者らに感謝。直江利克県警本部長は、「刑法犯認知件数は年々減少していますが、8月末には拳銃殺人事件及び殺人未遂事件の他、コンビニや銀行を狙った強盗事件など体感治安は改善されたとは言い難い」と述べ、継続した協力を求めた。

 この日は、地域の見守り活動に関する摂南大学法学部の中沼丈晃准教授の講演などもあった。

 本紙エリアで表彰されたのは次の皆さんと学校。個人の掲載は、受章種別=名前(年齢)所属〔推薦警察署〕の順。

 【防犯栄誉章】銅章=西川文敏(65)南中駐在所管内地域安全推進員会〔岩出署〕▽西川幸夫(64)和歌山市広瀬地区地域安全推進員会会長〔和歌山西署〕▽南出一夫(74)同市松江地区地域安全推進員会〔和歌山北署〕

 【防犯功労団体】同市新南地区地域安全推進員会(平野永悟会長)〔和歌山東署〕

 【きしゅう君の自転車鍵掛けコンテスト2016】優秀賞=市立和歌山高校、和歌山信愛高校▽特別賞=県立和歌山北高校西校舎

直江本部長㊧から表彰される受章者

直江本部長㊧から表彰される受章者