おばあちゃんの布あそび展 84歳青木さん
押し絵の作品展「84才おばあちゃんの布あそび展」が31日まで、和歌山市祢宜のケーキサロン・マニエール和佐店で開かれている。
制作者は同市の青木昭子さん(84)。
押し絵は型紙に布をあて、中に綿を入れて立体的に仕上げたもので、のれんやタペストリー、人形など古布を使った約30点が並ぶ。
青木さんは若い頃から裁縫やパッチワークをし、現在の押し絵を始めてからは3年。これまでJAの店舗の展示スペースで作品を発表したことはあったものの、今回のような大々的な個展は初めて。
店内に並ぶのは、話題の真田幸村と十勇士をモチーフにした作品をはじめ、自由に遊ぶ童子、ネズミの嫁入りなど、思わず笑みがこぼれるような愛らしい作品ばかり。
その他、風神雷神や欄間に羽子板を飾ったモダンな作品、鳳凰のタペストリーなど。連日大勢の手芸ファンが訪れ「センスがいいですね」「細かやで素晴らしい手仕事」と感心しながら見入っている。
青木さんは「布合わせが楽しいです。
自分では幼稚園の子どものような作品ばかりと思いますが、周りの皆さんが応援してくださるのでうれしいです」とにこやかに話している。
午前9時から午後7時まで。問い合わせは同店(℡073・477・3155)。