世界で活躍の和歌山県人 JICAパネル展

独立行政法人国際協力機構(JICA)は6日まで、和歌山市手平の和歌山ビッグ愛8階の県国際交流センターラウンジで「世界で活躍する和歌山県人~JICAボランティア活動パネル展~@ビッグ愛」を開いている。

現在途上国で活動中の、県に縁のあるJICAボランティア9人の活動を写真や文章で紹介。活動地域はアジア4人、アフリカ2人、中東1人、南米1人、大洋州1人。

このうち、和歌山大学の藤田恵奈さんは休学し、西アフリカのベナン共和国で小学校教育の支援活動中。現地の文化や学校教育について、「ベナンの女性は色彩豊かな柄の布でワンピースを仕立てて着る。図画工作や体育の指導は軽視されている」などと報告。

仕立て屋でもらえる布地の切れ端で縄跳び用のひもを編み、手作りの教材で授業をする藤田さんが、子どもたちに囲まれ明るい笑顔を見せる写真が展示されている。

チュニジアでパソコンインストラクターの活動経験があるJICA職員の足立朋実さんは「日本では当たり前の生活技術も支援活動に結び付きます。展示を通して、また多くの人のご参加を願っています」と呼び掛けていた。

午前10時半から午後4時半まで。

パネルを紹介する足立さん

パネルを紹介する足立さん