付属小がファミマでPR わかやまポンチ

県産フルーツをたっぷり使ったご当地スイーツ「わかやまポンチ」の新メニューをファミリーマートと和歌山大学付属小学校(和歌山市吹上、舩越勝校長)の4年生が共同開発し、関西の約2100店舗で発売中。18日には開発した児童らが、ファミリーマート和歌山ロイネット店と県庁正門前店で「子ども店長」として商品をPRした。

共同開発はことしで7年目。児童は7月に商品の試作コンペを開き、10月に試食会を実施。県産ミカン果汁を使ったパンナコッタとクリーム、ジャバラシロップを染み込ませたスポンジなどボリュームたっぷりのスイーツが完成した。

児童はそれぞれの店舗で販売、レジ打ち、バックヤードの見学を体験。店舗の外に特設ブースを構え、PR用のパネルを持った児童が「わかやまポンチいかがですか!」と大きな声で呼び掛けた。わかやまポンチを買うと子ども店長とじゃんけんができ、勝つと県産ミカンを使用した「みかんメロンパン」がもらえる企画もあった。

児童の活躍もあり、両店舗とも売れ行きは好調。和歌山ロイネット店では200個が完売した。

子ども店長として頑張った横山遥翔君(10)は「店員さんの大変さが分かった。自分たちの考えた商品を目の前で買ってくれるのは今までにない体験だった」、山本咲葵さん(9)は「お店について分からないことをたくさん知ることができた。自分たちの商品をたくさん買ってもらえてうれしい」とにっこり。

ファミリーマート和歌山営業所の深井雅晃営業所長は「大人にも子どもにも喜んでもらえて何より。学校、県と共に良い経験ができた」、県食品流通課の須田剛司副課長は「ことしのポンチは特に好評なので、県のPRにつながれば」と話していた。

わかやまポンチは12月5日までの限定販売。

屋外ブースで商品を販売する児童ら(県庁正門前店)

屋外ブースで商品を販売する児童ら(県庁正門前店)