『ちょき』県内先行公開 監督らあいさつ

オール和歌山市ロケの映画で、盲目の少女と美容師の恋愛を描いた『ちょき』が19日、県内で先行公開され、同市松江のジストシネマ和歌山では舞台あいさつが行われ、金井純一監督や主演の俳優らが作品と和歌山への思いを語った。

舞台あいさつの上映会のチケットは完売し、約400人が会場に訪れた。

金井監督は「1年前に撮影した作品が、産声を上げたことに感慨深いものがあります」。W主演の増田璃子さんは「和歌山の人の温かさを感じた」と感謝し、吉沢悠さんは「まちの人に、急に声を掛けて和歌山弁を教えてもらったが、快く応えてくれた」とロケ中のエピソードを披露した。主題歌を担当したおおはた雄一さんは「和歌山出身の友人は濃い人が多く、熱いものを感じていた」と紹介した。

映画を最前列で見た紀の川市名手西野の会社員、杉村健さん(20)は「おなじみの景色がたくさん出てきて良かったです。物語も先の展開が読めず、素敵な話でした」と話していた。

舞台あいさつに登場した(左から)金井監督、増田さん、吉沢さん、おおはたさん

舞台あいさつに登場した(左から)金井監督、増田さん、吉沢さん、おおはたさん