多彩な押絵羽子板 きのくに信金内海で展示
海南市の押絵・面相作家、堅田ヱル子さんと教室メンバーによる作品展が28日まで、同市名高のきのくに信用金庫内海支店(関敏弘支店長)内海出張所内「ふれあい広場」で開かれている。
堅田さんが主催する押絵サークルで製作された、日本の伝統工芸「押絵」を施した羽子板の作品約50点を展示。羽子板には、着物生地で歌舞伎の登場人物や、江戸時代の消防活動の象徴「纏(まと)い持ち」などを立体的に表現している。
羽子板のサイズはさまざまで、小さな羽子板で十二支の押絵をあしらったかわいらしい作品や、七福神が餅つきをしている様子を表した衝立(ついたて)も展示されている。
堅田さんは「小さなものから大きなものまで、さまざまな羽子板があります。生地を選ぶのも作る楽しみ。一つひとつ違う、顔の表情も見てもらえたら」と呼び掛けている。
午前9時から午後4時まで。土・日曜、祝日は休み。問い合わせは同出張所(℡073・483・3911)へ。