ことしも配布「初夢枕絵」 中ぶらくり丁
宝船に乗った恵比寿や大黒天、弁財天や毘沙門天―。
「最高の初夢を見て、素晴らしい新年を」と、和歌山市の中ぶらくり丁商店街振興組合(川﨑博史理事長)はことしも、枕の下に敷いて寝ると、よい初夢が見られるという初夢枕絵を製作。同商店街組合の協賛店で無料配布している。
4年目となる今回も、同市の漫画家マエオカテツヤさんにデザインを依頼。1500枚を製作した。七福神の他、来年のえとにちなんで、羽ばたくニワトリが描かれ「それも夢があるでしょう?」と川﨑理事長(74)。
「初夢枕絵」は昔からの風習で、宝船の絵に回文(後ろから読んでも同じ文)の和歌を書き添えるか、3回唱えて枕の下に敷いて眠れば、縁起のいい夢を見ると言われている。
絵にはすでに回文を印刷済み。縁起のよい初夢枕絵は毎年好評で、過去には絵を手にしてから、宝くじが当たったという人もいたほど。毎年違うデザインを集める人や、額に入れて飾る人もいるという。
川﨑理事長は「良い初夢を見て、幸せな一年を過ごしてもらいたいですね。日本の文化や風習を見つめ直してもらうきっかけにもなれば」と話している。
31日まで(火曜日は休み)。問い合わせは川﨑理事長(℡073・431・2228)。