貴志川線にサンタ 子供150人に贈り物
和歌山電鐵㈱(和歌山市、小嶋光信社長)の社員がサンタクロースに扮(ふん)し、乗車する子どもたちにプレゼントを贈るイベントが23日、貴志川線の6便で開かれ、抽選で選ばれた子ども約150人が電車の旅を満喫した。
駅利用者に感謝を込め、クリスマス気分を味わってもらおうと平成18年から実施しているイベントで、11回目。ことしは454人から応募があった。
市民団体「貴志川線の未来を〝つくる〟会」(濱口晃夫代表)が協力。クリスマス仕様に飾られた「たま電車」「うめ星電車」の車両で行われ、サンタは同会メンバーが扮するトナカイと一緒に子どもの元へ。おもちゃやお菓子が入ったプレゼントを一つひとつ手渡した。
車両内では「きしがわ少年少女合唱団」(落合彩矢代表)の小中学生9人がクリスマスソングやハンドベルの演奏を披露し、ムードを高めた他、子どもたちはプレゼントを配り終えたサンタと記念撮影するなど笑顔。和歌山大学付属小1年の神戸咲穂ちゃん(7)と弟の克仁君(4)は「プレゼントをもらってうれしかった。歌も歌えて楽しかった」と話し、楽しい思い出をつくっていた。