県産柿の海外輸出PR 7日ワシントンで
全国一の生産量を誇る県産柿の海外輸出を促進するため、県やJA紀北かわかみ、日本貿易振興機構大阪本部は7日、農林水産省などが米国ワシントンDCで開く日本食のイベントに共同で参加し、PRする。
県食品流通課によると、県産柿はタイや香港、マレーシアなどアジア諸国向けの輸出が拡大し、さらに販路を広げようと、昨年から北米市場の開拓を進めている。昨年10月からカナダへの輸出を行っており、これまで日本から柿を輸入していなかった米国が輸入の解禁に前向きな姿勢を示していることから、解禁後を見据えたPR活動の実施を決めた。
参加するのは「第2回日本食の日イベント」(Taste of Japan Honorary Award授賞式)。米国での日本食普及に貢献した団体の表彰に加え、日本食に関するフォーラム、記念レセプションがあり、会場で冷蔵富有柿約40㌔の試食や展示、プレゼンテーションなどを行う。
柿の輸出をめぐる日米の交渉は法的、事務的手続きなどを残すのみ。同課は「米国は購買力が高く、有望な市場と考えている。県産柿の安全性やおいしさを多くの方にPRしたい」と話している。