絵画クラブのカレンダー画展 つわぶき会

障害者支援施設などを運営する社会福祉法人つわぶき会(岩橋秀樹理事長)は5日まで、施設利用者による絵画作品を展示する「アートクラブぱれっと 綜成苑・綜愛苑カレンダー画展」を和歌山市本町のフォルテワジマ2階展示場で開いている。

綜成苑、綜愛苑では15年前から絵画教室を始め、県水墨画協会の小川華瓣さんらの指導で現在も週1回、利用者約50人が参加。平成17年からは利用者の絵画作品を基にしたオリジナルカレンダーを作成し、関係機関に配布するなどの活動を行っており、今回は、より活動の認知度を高めるために、新たに絵画教室を「アートクラブぱれっと」と名付け、展示会を企画した。

会場には、これまでにカレンダーに採用された中から40点を展示。クレヨンや水彩で描かれた魚やカニ、トンボ、犬などの生き物、柿やタケノコなどの食べ物、富士山や花火などの風景といった色鮮やかな作品が並んでいる。

綜愛苑生活支援班副主任の宮崎紀彦さん(41)は「作品を見てもらうことは、利用者のやりがいにもつながるので、多くの人に来場いただけたら」と話していた。問い合わせは同会(℡073・452・0294)。

利用者が描いた個性豊かな絵画が並ぶ

利用者が描いた個性豊かな絵画が並ぶ