和大吹奏楽団を支援 ソロプチミスト和歌山

 女性と女児の生活向上を目指して活動する奉仕団体・国際ソロプチミスト和歌山(掛下まゆみ会長)は、学生の奉仕活動を助成する「シグマソサエティ」に、和歌山大学吹奏楽団を認証した。

 シグマソサエティは、短大や大学生らの団体を対象に、若者の社会奉仕活動を支援するプログラム。シグマはギリシャ文字でSに当たり、奉仕の頭文字を表している。

 同楽団の団員は54人で、年1度の定期演奏会の他、依頼演奏や小中学校への演奏活動など、県内各地で地域に根差した演奏活動を展開。昨年一年間で21回の演奏活動を行っている。

 同大学で6日に行われた認証式には、同大学の瀧寛和学長をはじめ、国際ソロプチミストアメリカ日本中央リジョン・スポンサーシップ委員会の辻眞由実委員長らが出席。

 掛下会長が「微力ではありますが、スポンサークラブとして、皆さまの活動を応援してまいりたい。お互いが協力し合いながら、音楽を通じて地域の方々に何かを伝えていければいいですね」と団員一人ひとりに会員であることを示すピンを手渡した。

 同楽団に認証祝金が贈られ、団員たちは、シグマソサエティの一員として活動することを誓約。66期団長で、教育学部3回生の野村優太さんは「僕たちの活動を評価していただき、大変誇らしく感じています。今後同じ志を持った仲間として、その責務を果たしたいです」と話していた。

 認証式後には祝宴が開かれ、米山龍介教授指揮のもと、団員たちが華やかに演奏。会員と団員が楽しい交流のひとときを過ごした。

認証を受ける団員

認証を受ける団員