自然やグルメ楽しむ サイクリングフェス
初開催の大規模サイクリングイベント「わかやまサイクリングフェスタ2017」が26日、和歌山市福島の和歌山市民スポーツ広場をスタート・ゴール地点に開かれた。設定された3コース合わせて約600人が参加し、曇り空とはなったが、さっそうとペダルを踏み、紀州路を駆け抜けた。
コースは、高野山や九度山などを巡る全長約160㌔の「天空の聖地~高野山センチュリーライド」、紀の川沿いで和歌山ラーメンやフルーツが味わえる約60㌔の「紀の国うまいもん満喫ライド」、初心者向けで約10㌔の「サイクリングデビューわくわくライド」の3種類。
近年のサイクリングブームに合わせて、紀の川流域を含む紀北エリアの振興、活性化につなげる目的で開かれ、ルートの各市町に給水と食事で参加者をもてなすエイドステーションを設けた。
開会式には県と交流があるデンマークのフレディ・スヴェイネ特命全権大使、インドネシアのラフマット・ゴーベル日本担当特使も出席し、仁坂吉伸知事が歓迎と喜びのあいさつ。大阪府堺市の竹山修身市長は「堺は自転車産業が盛ん。自転車で和歌山と堺の絆が深まることを願う」と期待を話した。コース別にスタートが切られ、参加者は爽やかに風を切って走り出した。
「紀の国うまいもん満喫ライド」に参加した和歌山市福島の巾下修二さん(66)は「普段は週に2回、70~80㌔を走ってトレーニングしている。きょうはおいしいものを食べたいから参加した」と笑顔だった。