ようこそ最初の1年生 伏虎義務教育学校
県内初の公立小中一貫校として開校した和歌山市立伏虎義務教育学校(同市鷺ノ森南ノ丁、林素秀校長)で11日、第1回入学式が行われ、最初の新入生79人が新しい学校の門をくぐった。10日に始業式を迎えた新しい学校に1年生が加わり、中学3年生に当たる9年生までの全校児童・生徒674人がそろった。
同校は市立城北小、本町小、雄湊小と伏虎中の4校が統合され、今月1日に開校。5階建ての校舎には、床や棚に紀州材を使った教室、図書室と児童スペースが階段でつながる図書館など新しい空間が広がる。入学式会場の体育館は校舎の3階から5階を占め、通常の1・5倍の高い天井が特徴的となっている。
三つの小学校区から来た新入生は、9年生に名札を付けてもらい、手を引かれて会場に入場。
在校生からは6年生と9年生が出席し、それぞれの学校で練習してきた新しい校歌「伏した虎よ」を歌った。
林校長は1年生に「新入生の皆さんに会えてうれしいです。学校ではあいさつすること、事故に気を付けることの二つを守って、明日から元気に登校してください」と式辞。
在校生を代表して9年生の東山信太さん(14)が「一日を全力で楽しみ、たくさんの思い出をつくってください。一緒に楽しい学校生活を送りましょう」と呼び掛け、最後に6年生と9年生が「ビリーブ」を合唱し、1年生を歓迎した。
式の後、1年生の児童と保護者は各教室に移動し、翌日から本格的に始まる学校生活について説明を受けた。
1年生の汐﨑陽咲君(6)は「1年生は楽しそう。給食当番になって、みんなに配ってあげるのが楽しみ」と笑顔で話していた。